日本文化が影響を与えていたルイヴィトンのデザイン「モノグラム柄」と「ダミエ柄」

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日本文化が影響を与えていたルイヴィトンのデザイン「モノグラム柄」と「ダミエ柄」

ルイヴィトンの柄は日本に影響が

 

誰もが知る有名ブランドのルイヴィトンですが、ルイヴィトンのデザインは日本の文化から大きな影響を受けていたのはご存じでしょうか。江戸時代末期にパリ万博が開催され、そこへ出品された日本の美術工芸品にルイヴィトンが魅了されたのです。そして、日本の伝統文化はルイヴィトン製品のデザインに大きな影響を与えました。

日本の家紋に影響されたモノグラム柄

 ルイヴィトンといえば、モノグラム柄が有名ですよね。この柄のバッグを見れば、ひと目でヴィトンの製品だと知ることができます。モノグラム柄は、ルイヴィトンのロゴマークと花と星をモチーフにしてデザインされています。

 

ルイヴィトンのアルファベットのLとVを掛け合わせたマークは、日本の家紋をヒントに作られたと言われています。

 

モノグラム柄は、ルイヴィトンの二代目であるジョルジュ・ヴィトンが当時の日本ブームであるジャポニズムの影響を受けてデザインしたものです。花と星のデザインも、日本の家紋と比べてみるととても似ていることがわかります。

 

市松模様をヒントにして作られたダミエ柄

 ルイヴィトンでモノグラム柄の次に人気のモデルと言われているダミエ柄もまた、日本の市松模様がルーツになっています。二色のカラーによるチェック模様をかたどり、シンプルで洗練されたデザインです。

 

高級感のあるデザインのダミエ柄は、バッグや財布などの様々なアイテムに使用されています。そもそも市松模様は、江戸時代の人気歌舞伎役者の佐野川市松からつけられた名前です。

 

舞台衣装である袴に紺と白の格子模様を使ったのがはじまりだと言われています。佐野川市松に憧れた女性たちがこぞってその格子模様を使ったことから、市松模様と呼ばれるようになりました。その市松模様を。1888年にルイヴィトンがモチーフにしてトランクの柄に取り入れたのです。

 

基本のモノグラムから生まれる新たなデザインの数々

 ルイヴィトンを代表するモノグラムとダミエから、様々なデザインが生まれてきました。モノグラム柄は、茶色の皮にデザインがほどこされたもっとも代表的なルイヴィトンの柄です。基本であるモノグラムの柄をカラフルな色にほどこしたパターンを「マルチカラー」と言います。

 

エナメルにモノグラム柄をほどこしたものを「ヴェルニ」、モノグラムのデニム地タイプを「デニム」、スエードにモノグラム柄をパンチング加工した「スエード」など使用する生地によって新しいデザインがどんどん生み出されきました。

 

また、モノグラム柄にキュートな顔をしたさんくらんぼが描かれた「チェリー」や、桜の花が描かれた「チェリーブラッサム」などもあります。モノグラム柄にスパンコールをあしらった「エクリプス」や刺繍とコラボした「ダンテル」などもあります。

 

素材の違いや絵柄の組み合わせなどで、定番のモノグラムからどんどん新しいデザインが生み出されていくのです。

 

 世界中に愛されるルイヴィトンが、日本の影響をとても受けていたということに驚きです。

 

ルイヴィトンを代表する柄は、日本とゆかりの深い柄だったのです。ルイヴィトンのブランドが日本でここまで定着している理由には、日本の伝統文化を取り入れていたことがあったのではないでしょうか。知らず知らずに、ルイヴィトンのデザインに、日本の伝統文化による重厚感や品を感じていたのかもしれません。