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あさイチ【耳トラブルの新常識】耳鳴り&難聴・イヤホン対策について

NHK総合で放送の【あさイチ】2021年1月25日(月)は、「コロナでピンチ!耳トラブルの新常識」特集が放送!

ここでは、NHKあさイチで紹介された「難聴」や「イヤホンの間違った使い方」、「耳鳴り」の対策方法などについてお伝えしています。

 

あさイチ【耳トラブルの新常識】番組放送内容

2021年1月25日(月)の【あさイチ】は、耳トラブルを特集した「コロナでピンチ!耳トラブルの新常識」が放送!

 

「イヤホンの危険な使い方」でノッチ夫婦が動画&リモート出演、スタジオゲストに光浦靖子さんが出演しています。

 

気になる耳鳴りが改善!

耳鳴りについての新常識。

病院に通うほと耳鳴りに悩む人は、およそ300万人いるといいます。

耳鳴りは、不眠症やうつ病を引き起こすこともあり、日常生活にも影響を及ぼすと言われています。

 

耳鳴りの改善に脳の仕組みが重要なカギであることが明らかになってきました。

イギリスでは、マインドフルネスという瞑想を取り入れた治療法で症状が大幅に改善した患者も続出しているといいます。

 

一昨年、日本でも初の耳鳴り治療に関するガイドラインがまとめられました。

ガイドラインに示されたのが、耳鳴りを悪化させる原因です。

 

耳鳴りを感じると耳鳴りに注意が向く。

そうするとそれを苦痛に感じさらに注意が向く。

すると、耳鳴りがより強く感じられる悪循環に。

ココがポイント

つまり、耳鳴りに注意を向けないということが重要

 

耳鳴りに苦しんでいた男性が改善!

耳鳴りに悩まされ、苦しんでいる男性。

中でもつらいのは寝るとき。

耳鳴りで睡眠も浅くなり、取材中は寝て起きてを繰り返すことなんと5回も!

 

そこで、耳鳴りを感じにくくするために男性に試してもらうのが「ザー」という雑音を装置から流して聞いてもらうことに。

耳鳴りが聞こえる中、雑音を聞かせることで耳鳴りの音が程よく隠れます。

そうすれば、耳鳴りが聞こえたとしてもごく僅か。

耳鳴りに注意が向きにくくすることが目的。

 

「ザー」というだけの雑音を流して男性は寝てみることに。

その結果、なんと7時間も熟睡できたという驚きの結果に。

 

男性は、「ものすごい期待感があるので今後も続けていきたい」ということでした。

 

聞く音は、自分がリラックスできれば何でもいいそうです。

ココがポイント

音量は、聞こえる耳鳴りよりも少し小さい音量にするのがポイント!

 

耳鳴りは難聴のひとつのサインであることもあるので注意が必要です。

耳鳴りが数日続く場合は医療機関へ

 

 

要注意!イヤホンの危険な使い方

コロナ禍でリモートワークが増え、売れに売れた「イヤホン」。

今や多くの人にとって生活必需品となりましたが、使い方を誤ると耳によくないことが判明。

ここでのテーマは、ノッチ&友美夫妻が体験したことを紹介。

 

ノッチさんは、1日4~6時間はイヤホンをして動画を見ているといい、動画はバイクのエンジン音を大音量で聞くのが毎日の日課になっているそうです。

爆音を聞いているせいか、聴力が低下しているのではないかと。

そして、ノッチさんの妻・友美さんは、2年前くらいからめまいに悩まされ、改善されていたのですが、コロナ禍でイヤホンを使用し出してから、めまいが再発。

 

気付いてる?30代から始まる聴力低下

ノッチ夫妻は、病院へ行き検査を受けることに。

友美さんのめまいの原因は、イヤホンを長時間していることによるストレスで、自立神経が乱れてしまい、めまいが起きているということでした。

続いてノッチさんはが聞いていた音量を測ってみると、地下鉄がホームに入ってくるくらいの音をイヤホンで聞いていることがわかりました。

周波数は高音のところで100デジベル。

 

聴力は25デシベルを上回るのが正常とされていますが、ノッチさんは右も左も大きく下回っていました。

この状態をドクターは難聴と判断されました。

ノッチさんには、補聴器が適用だと。

 

ノッチさん音量の注意点

ふだん聞いている音量の1日あたりの許容時間は、4分が限度。

それを4時間も聞いていたわけなので、難聴になるのは当然だと。

補聴器が適用になっていますが、加齢で衰えてくると補聴器ではできなくなることもあるそうです。

 

これを聞いて恐ろしくなったノッチさんは、もう大音量で動画を見ることはやめると誓いました。

 

必読!聞いてよい音量と時間

聞いてよい音の基準について

db 時間 種類
85 8時間 街頭騒音
90 2時間30分 芝刈り機
100 15分 ドライヤー
105 4分 工事用の重機
110 28秒 コンサート会場
120 9秒 救急車・消防車のサイレン
125 3秒
130 1秒未満 航空機離陸の音

 

コンサートは、2時間くらいあるので、そういう時は耳が疲れていると自覚した方がいいそうです。

 

耳鼻科医の神埼晶さん曰く、イヤホン、ヘッドホンの利用は1日1時間以内が理想だといいます。

1日1時間くらいをめどにしてほしいというのは、WHOの提唱です。

 

仕事などで長い時間使用しなければならない場合は、適度に休憩を入れて耳を休ませることが重要。

 

WHOからの警告

イヤホン難聴

スマートフォンなどで大音量の音楽を聞くことによって、世界の若者のほぼ半分およそ11億人が難聴になるおそれがあるといいます。

 

補聴器の使用率

イギリス:47.6%

フランス:41.0%

ドイツ:36.9%

日本:14.4%

 

マスク会話の聞こえづらさ

マスクをして単語を聞き取る実験。

「マスク+しきり+生活音」という条件下で、あえて聞き間違えやすい単語を聞き取ってもらうという実験を40代、50代、60代の女性と70代の男性各1人づつ行いました。

問題は、「ひもの」を「マスク+しきり+生活音」という環境でどう聞こえたか?という内容です。

「ひもの」と言ったのに、「きもの」と聞き取ってしまったという感じでした。

「バイク」を「マイク」と聞き間違えるとかですね。

マスク+しきり+生活音という環境だと、ちょっと悪意ある問題だと思いますが。

 

問題を10問出したところ、以下のような結果になりました。

40代女性:6問正解

50代女性:8問正解

60代女性:7問正解

70代男性:3問正解

 

大手補聴器メーカーの方がどういう風に聞こえるのかを検証してみたところ、マスクをしていると高い音が出ておらず、音も弱くなっていることがわかりました。

マスクをすると子音が聞こえづらくなるということです。

マスクをして聞こえづらいのが、必ずしも難聴だということではありませんが、ひとつのサインかもしれないということです。

 

認知症と聴力の関係性

今、認知症と難聴の関係性が注目されているといいます。

去年、意図することで改善できる12の認知症のリクス要因が報告されました。

認知刺激が減ることで、難聴は認知機能の低下をもたらす可能性がある

 

若年期(~45歳):低教育:7%

中年期(45~65歳):難聴:3%

:外傷性脳損傷:3%

:高血圧:2%

:肥満:1%

:過度のアルコール摂取:1%

老年期(65歳~):喫煙:5%

:うつ:4%

:社会孤立:4%

:運動不足:2%

:大気汚染:2%

:糖尿病:1%

 

年を重ねると徐々に難聴になってしまうので、それを放っておくと認知症のリスクが上がってしまう。

その理由としては、会話をしなくなったり、コミュニケーションを取らなくなってしまうので、脳への刺激が減ってきてしまう。

したがって、そういうことが原因ではないかと。

こうした中で認知症を予防するために奨励されたのが補聴器の使用というわけです。

 

補聴器の使用後

即時記憶と遅延記憶の低下が少なくなった

難聴の高齢者は難聴のない高齢者に比べて認知症発症率が高かったが、補聴器をしていた人は難聴のない人と認知症発症率に差がなかった。

補聴器が認知症を予防する可能性に関してさまざまな報告が上がってきている。

 

耳掃除は必要ない?

耳掃除はどうしていますか?

ほとんどの方は、綿棒で掃除していると思われますが、耳鼻科医曰く、基本的に耳掃除は「しない」ということでした。

3人の耳鼻科医に聞いたところ、3人全員が口を揃えて耳掃除はしないということに。

 

耳には、垢を外に勝手に出す機能があるので、自動的にきれいになっていくそうです。

丁寧に掃除する必要はなく、逆に耳を傷つけてしまったり赤く湿疹のような形になってしまうので、触らないようにしていただきたいということでした。

どうしてもやりたいときは、入り口を綿棒で拭うくらいがよいということです。

 

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